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目の下のたるみ・クマ治療

目袋(いわゆるクマ)を修正し、加齢でたるんだ皮下脂肪や皮膚を持ち上げる手術
クマとり手術に代表される下まぶたの若返り手術

目袋いわゆるクマがあると疲れて見られたり、老けて見られます。加齢で下まぶたの皮膚は薄くなり、下まぶたを支える靭帯が緩み皮下脂肪も下がってきてしわやたるみとなります。これにクマが加わると余計に歳をとった印象になります。
手術には異なるいくつかのアプローチがあります。

当院の特徴

目の下のたるみ・クマ治療に対して多種多様なアプローチで治療します

  • 結膜切開にFree fat graftを追加してティアトラフを改善
  • 表ハムラ法はより多くの皮膚切除を行います
  • リフトは眼輪筋、SOOF、Deep nasolabial fatなどを組み合わせます
  • ミッドフェイスリフトは骨膜下、骨膜上、2種類の方法で行います

 

手術方法

経結膜脱脂

皮膚のあまりが少なく目袋(クマ)のみが目立つ患者さまに適しています。下まぶたの裏側の結膜を1cm程度切開し、余分な眼窩脂肪を切除する方法です。まぶたの裏側を切るので見た目に傷跡が残らず、抜糸の必要もないです。

拡大経結膜脱脂法 (Wong式脱脂術)
裏ハムラ法
extended transconjunctival eye bag removal with release of the tear trough

シンガポールの Chin-Ho Wongらが提唱する脱脂方法です。1)
クマに加えて下まぶたの鼻側(内側)に深い谷のような溝が目立つ患者さまに適しています。脱脂術と同じように、まぶたの裏の結膜から切開します。深い谷のような溝は下まぶたを支える靭帯(リガメント)でティアトラフ リガメントと呼ばれます。この靭帯を切離することで谷のようなスジの改善を行い、脱脂した眼窩脂肪を谷に埋めるように配置する方法です。まぶたの裏側を切るので見た目に傷跡が残らず、抜糸の必要もないです。

裏ハムラ法は結膜側から突出した眼窩脂肪を適切に減量して、それを覆う隔膜弁(隔膜脂肪弁、脂肪弁)で谷を覆うように置きなおす方法です。
上記2方法をうまく使い分けることで皮膚を切らずにクマとくぼみの治療を行っています。

1)Wong CH .Advanced Approach to Asian Lower Blepharoplasty . Clin Plast Surg 2023;50 121-130 コドナーらも同じようにPRSで報告しています。
2)Plastic and Reconstructive Surgery June 2017

表ハムラ法

皮膚のたるみとクマの両方をお持ちの患者さまに適しています。 まつ毛のおよそ2mm下の皮膚を切って、突出した眼窩脂肪を目の窪みに移動するように配置する方法です。しわやたるみの原因の一つである余った皮膚も切除します。クマ、しわ、たるみがある下まぶたの若返りを大きく改善できる手術方法です。
従来、表ハムラ法による皮膚切除量は眼瞼外反のリスクから数ミリとされていましたが、切除する皮膚を回転させることで1cm程度の切除が可能です。
皮膚を回転させることで、切除後の下まぶたの形態も自然で、たるみを牽引する効果もある方法です。回転して皮膚を取る方法は、以前に表ハムラ法で手術を受けた患者さまでも、追加での皮膚切除が可能です。表ハムラ法受けたけれどもう少しハリが欲しい患者さまにも有効な方法です。
1)The American Journal of Cosmetic Surgery 2023

ミッドフェイスリフト

表ハムラ法と同じ切開線からアプローチする方法です。 クマ取り手術と同時に行うことが多いです。こめかみ部から中顔面を引き上げる方法もございますが、詳しくは顔のたるみ外科の頁で説明いたします。
骨膜上と骨膜下からアプローチする二つの方法があります。ともに眼輪筋の下にある顔の筋膜であるSMAS(スマス)につながるSOOF ( Sub-orbicularis oculi fat)を引き上げることで、中顔面の引き上げを行う方法です。
骨膜下で挙上する場合は、骨に穴をあけて固定することがあります。強力にひきあがりますが、ダウンタイムが長いのが欠点です。
骨膜上は骨膜下よりもダウンタイムが短いのが利点で、自然な引きあがりが期待できます。表ハムラと同様に眼輪筋の引き上げ、外眼角靭帯の縫合などを組み合わせて行います。軟部組織がしっかり引きあげられますのでかなりの余剰皮膚切除量を見込めます。

術後の経過と注意点

腫れや出血を抑えるため、下まぶたにガーゼを当てて、伸縮テープで圧迫して帰宅していただきます。枕を高くして寝ていただいたり、日中も頭を高くして生活していただくことで術後の腫れを軽減することができます。
痛みや熱感が強い時はアイスノンで優しめに患部をガーゼの上から冷やしてください。翌日、経過をみせに受診し抜糸は1週間後です。

  • 下眼瞼外反
    いわゆる、あっかんベーの状態です。経過にて外反症状を呈することがあります。通常は3ヶ月以内に改善します。改善しない場合は外反の改善目的の手術が必要となる場合があります。
  • 結膜浮腫、流涙
    まぶたが腫れたり、引っ張られることで、まぶたが眼球にあたり結膜浮腫や涙目になることがあります。ステロイド点眼薬などで経過をみることがありますが通常術後1ヶ月程度で改善します。
  • 左右差
  • 目袋(クマ)の再発

脂肪注入治療

目の下のたるみ治療に脂肪注入を併せて行うことがあります。

脂肪注入

上記手術に加え、加齢による皮下脂肪の委縮が強く皮膚のハリ感がもっと必要な症例、経結膜法で目元の小ジワが目立つ、目立つことが予想される症例では脂肪注入をおすすめすることがあります。

マイクロファット注入

主に太ももの内側から脂肪吸引をして、遠心分離器にて脂肪をマイクロレベルまで細かくします。額、こめかみ、目の下のくぼみなどハリを出すことを目的に行います。

ナノファット注入

マイクロ化した脂肪を特殊なフィルターでさらに細かくしてナノ化します。目の下の小ジワの改善目的に行います。

脂肪注入治療の注意点

注入した脂肪は通常半分程度が定着します。定着せず吸収されなかった脂肪がしこりとして触れることがあります。

ヒアルロン酸注入

手術にためらいがある患者さまや術後の調整にヒアルロン酸注入を行うことが可能です。脂肪注入にくらべ手軽に行えます。時間とともに吸収されるので定期的に注入が必要となります。皮膚が薄い方は透けてしまうリスクがあります。