4回目のフェイスリフトの術後1週間の経過 シンガポール出身の女性の症例です。
2025.10.18
中尾形成外科の中尾です。
先日ブログにて術直後の写真を投稿した患者さまの1週間経過です。
ダウンタイムの参考になればと思います。
下眼瞼やほうれい線、口角あたりの皮下出血斑(あざ)は剥離の範囲を示すものかもしれません。
ほうれい線、マリオネットラインの改善はフェイスリフト手術の改善とも言えます。
これらは口を開けたり、表情を作ったりするための必要な余白ですので
これをなくすというのは至難の業と言えます。
当院は国内有数のディーププレーンフェイスリフトの執刀の経験から
各部位の最適な牽引方向を検討しています。
顎の小さい、頬の張った日本人のお顔を引き上げることができれば
その他の人種のフェイスリフト手術も可能と考えております。
今回の切開リフトは
前額リフト
ディーププレーンフェイスリフト
ラテラルネックリフト
ペリカン手術
を行っております。
皮膚、皮下、SMAS、筋肉、SMAS下組織、骨膜、線組織これらにアプローチしています。
ディーププレーンフェイスリフトは皮膚SMAS弁のコンポジット フラップです。
しかし 顏の構造はそれだけではないのでたるみの原因となっている構造物すべてに
働きかけれるよう工夫を加えております。
これが4回目でも引き上げることが可能である理由であるかもしれません。
当院は複数回目もフェイスリフト手術の患者も多くいらっしゃいます。
これらは外国人患者さまに多い傾向があるように思います。
本邦でもフェイスリフト手術がたるみ治療の標準治療の一つになりつつありますので
今後は日本の患者さまの複数回目のフェイスリフト手術が増えてくることが予想されます。
文献ベースだけれど最新のエッセンスの入ったフェイスリフト手術です。
世界標準です。