国際美容外科学会 参加1日目
2025.07.02
医局の後輩の石川先生と記念撮影。
下眼瞼形成の上手な先生です。
フェイスリフトの講演をたくさん拝聴しました。
これまで読んでいた論文を先生方の生の声を聴くことができるのが
学会の醍醐味です。
論文と少し術式が変わっていたり発見も多いです。
フェイスリフトと少し違いますが
中国の北京大学のグループが発表していた
口唇形成(アヒル口にしたり、口唇のボリュームを増やしたり)の発表は非常に興味深かったです。
SNSなどでも中国系の先生が積極的に投稿しており
中国がこの分野では少し進んでいるのかなという印象をうけました。
ヒューストンのグループは
フェイスリフト、マンモプラスティー、アブドプラスティーを同時に
全身麻酔でなく静脈麻酔で行っている報告には大変驚かされました。
術後の覚醒もビデオを見る限り非常に良好であり
当院も瞼の手術などは静脈麻酔で行うことも多いので
彼らの報告を少し勉強したいと思います。
1日の最後は
マーテンのリップリフトの講演でした。
ハイスマスフェイスリフトなど顔面の若返り手術のアメリカの大家です。
リップリフトは鼻柱基部、鼻腔底の処理に工夫があり
あまり剥離範囲も少なく本邦との方法と少し相違がありました。
学会に参加すると日本と海外の手術方法の違いに気づくことがあります。
これが日本が島国でガラパゴス化して遅れているのか
日本人の骨格に合わないので行っていないのか
これらをよく検証する必要があります。
明日は発表でしたので
食事後はホテルでスライドと発表原稿を見直して就寝しました。