ネックリフト 横顔を美しく
中尾形成外科の中尾です。
当院では鼻手術にならんでフェイスリフト手術が多いです。
フェイスリフト手術は日本では糸リフトと区別するために切開リフトと呼ばれることも多いです。
当院のフェイスリフトの特徴は
ディーププレーンフェイスリフトと言えます。本邦では先駆者として多くの学会などで講演させていただき
先日はシンガポールで開催された国際美容外科学会でも世界の著名なフェイスリフトの先生と並んで講演させていただきました。
本日の症例はネックリフトとペリカン手術ですがこれらもディーププレーンフェイスリフトの要素は取り入れています。
本日はネックリフトの術前、術直後です。
当院のネックリフトは
Pelleというイタリアの先生の方法を改良して行っています。この方法はアメリカのJaconoのネックリフトよりも
より中枢で広頚筋という首の筋肉を牽引することで引き込む力が増す利点があります。
また昨今、アメリカのBenやNayakといったディーププレーンフェイスリフトの有名どころがpreservation facelift
プリザベーションフェイスリフトというより発展した概念を発表しており
先述のシンガポールでの国際美容外科学会 ISAPS2025でも話題となっていました。
Pelleの方法はpreservationの先駆的な方法として国際的には受け取らており
昨今は世界中で講演に引っ張りだことなっています。
このPelleの方法はより中枢で広頚筋を操作するため通常のextended deep plane facelift(エクステデッド ディーププレーン フェイスリフト)よりも術野が狭く難しいとも言えます。当院ではネックリフトのすべての症例でこの方法で行っています。
手術時間は少し余計にかかりますが従来方法よりも牽引力が強力であること皮膚の質感の改善にもつながるなど利点も多く
この方法を行いながら、preservation faceliftのネックリフトを追加しています。
またペリカン手術は
ブラジルのアウゼルベルトの方法に基づいて行っています。
広頚筋の筋肉縛りという本邦特有のペリカン手術でなく
舌骨、筋膜、舌骨筋、顎二腹筋、顎下腺、広頚筋上下の脂肪 これらのバランスを加味しながら
形成しています。
今回は顎二腹筋の形成、筋膜、舌骨、広頚筋の処理を行っています。
ネックリフト、ペリカン手術を組み合わせることで
舌骨周囲で筋肉が引き込まれ顎先が長くなり
フェイスラインが改善されました。
今回は術直後にて正面の写真はございませんが
Pelleの方法を用いると
正面からみると顎先がシャープに見える変化が生まれます。
我々のフェイスリフト手術は
顔面のたるみを改善させたい中高年層に大変人気をいただいていますが
若年層の患者さまと顔面の骨切り術後の患者さまにも人気得ています。これらの患者さまは輪郭形成も一つの目的となっており
正面かみて顎先のかたちがシャープとなることが人気の理由の一つと考えています。
輪郭形成においてはこれらの患者さまには
脂肪吸引や糸リフトなどもメジャー治療ではありますが
軟部組織の移動で輪郭で変えるという点ではフェイスリフトに勝るものはないと考えます。
当院のフェイスリフトはネックリフトも含めて
根拠に基づいた最新の方法で行っております。
これまで解決しなかったお悩みが中尾形成外科で解決するかもしれません。